ハンドトラッキング
このページではハンドトラッキングについて紹介しています。
できること・想定用途
できること:
- ウェブカメラを使用して、両手を顔の横あたりでトラッキングできます。
- 指をやや細かく動かせます。
想定用途として、たとえば次のような使い方が可能です。
- 配信の最初と最後に手を振る
- じゃんけんをする
制限事項
無償で配布している基本エディションの場合、ハンドトラッキング中は専用のエフェクトが適用されます。 このエフェクトを外して利用するにはフルエディションをお求め下さい。フルエディションの詳細はダウンロードのページで詳しく紹介しています。
(左:基本エディション / 右:フルエディション)
エフェクトがかかることを除いて基本エディションとフルエディションに性能差はありません。 その他、以下の制限事項にご留意下さい。
- 手の素早い動作には対応していません。
- 手が正面向きでない場合、検出精度が下がります。
- v3.9.1とそれ以前のバージョンでは、左右の手を交差させると正常に検出されません。
- 手が検出できる範囲は専用デバイス(Leap Motion等)を使っている場合に比べると狭くなります。検出範囲のチェック方法はページ後半で紹介しています。
使用方法
ハンドトラッキング
タブでハンドトラッキングを有効化
をオンにし、ウェブカメラを選択します。
そのほかの設定は以下の通りです。
左右反転をオフ
: チェックをオンにすると、鏡写しの動作を無効にし、ユーザーが右手を挙げたときアバターも右手を挙げるようになります。動きの大きさ(%)
: 実際の手の動きに対して、アバターの手の動作の大きさを指定します。デフォルトでは100になっています。手の広げ方を調整(cm)
: プラスの値にすると、手が左右に大きく広がるようになります。マイナスの値にすると、手が体の中心に寄っていきます。手の高さを調整(cm)
: プラスの値にすると、手が高い位置に上がるようになります。マイナスの値にすると、手が低い位置に移動します。手の検出状況を表示
: チェックがオンの間、検出した手の形状を設定ウィンドウ上で表示します。とくに初回の利用時には、このチェックをオンにして検出精度や手が検出できる範囲を確認してください。
検出精度を高めるためのポイント
手がうまく検出されない場合や検出状態が安定しない場合、手の検出状況を表示
チェックをオンにしたうえで以下を確認します。
- 照明について、手がウェブカメラに明るく映るような環境で利用します。
- 大きなPCモニターを利用している場合、モニター自体が照明として影響します。モニターに白めの画面が映っていると検出が安定します。
- 室内の背景について、肌色に近いものがウェブカメラに写り込まないようにします。
- 服装について、長袖で手首まで隠すと検出精度がやや向上します。
- 手とカメラの位置関係について、距離が離れすぎていないか確認します。(※近すぎる場合も検出しづらくなります。)
- v4.0.0以降のバージョンの場合、片手のみをカメラに写すほうがトラッキングがより安定します。
実際のカメラの映り方を確認するうえで、一度VMagicMirrorを終了してWindows標準の「カメラ」アプリを起動してみることも有効です。 ただし、「カメラ」アプリの起動中はVMagicMirrorでwebカメラが使えなくなる事に注意して下さい。