VMagicMirror

VMagicMirror is a mirror-like software, to reflect yourself as VRM avatar, without any special devices.

3. 詳細設定

English

コントロールパネルのホームタブで、設定ウィンドウを開くボタンを押すと設定ウィンドウが開けます。

Setting Window

設定ウィンドウでは、コントロールパネルに表示していない調整用の機能をサポートしています。

3.1. ウィンドウ

ウィンドウタブではキャラクター表示ウィンドウの背景が不透明なときの背景色や、最前面表示のオン・オフが切り替えられます。

キャラ透明化の詳細では、キャラクターを半透明化する条件を指定できます。デフォルトではキャラクター上にマウスポインターが乗ったとき半透明化します。これは、キャラ背後に何があるか見やすくするためです。キャラの透明化レベルを変更すれば透明化の基準を変更できます。v0.8.5以前と同じ挙動にしたい場合、レベル0の「つねに不透明」を用います。

また、Windowsのディスプレイ設定でスクリーンの解像度や配置を変更してキャラクターを見失ってしまった場合、キャラクター位置のリセットボタンで復帰できることがあります。詳細は4: トラブルシューティングを参照下さい。

※v0.8.1でではウィンドウの項目でキャラクターの表示位置を固定するためのメニューがありましたが、v0.8.1以降ではこの機能を廃止し、代わりに前回の表示位置をつねに保存するようになっています。

3.2. モーション

モーションタブではキャラクターの動き方や体型にかんする調整ができます。

Motion Tab

3.2.1. 顔・表情

上部の項目はコントロールパネルの配信タブで顔・表情に表示されているのとほぼ同じですが、詳細な設定が可能です。

顔トラッキング中も自動でまばたきチェックをオフにすると、画像処理ベースで目の開閉を制御するようになります。

またv0.9.6以降では顔トラッキング中の前後移動を有効化チェックをオンにすることで、キャラクターが前後に動くようになります。手元のPC環境で顔トラッキングが安定している場合はこのチェックをオンにしますが、キャラクターがガクガクしてしまう場合はオフに戻します。

下部のFunブレンドのデフォルト値[%]は、キャラクターの表情をつねにやや笑顔に保つための設定値です。

大きくするほど基本の表情が笑顔になりますが、キャラクターによってはまばたきやリップシンクの動作と組み合わせたとき不自然になるため、その場合は小さな値にします。

その下の眉毛(開いてカスタマイズ)は、通常開く必要のない高度な機能です。独自に作成したVRMで眉毛をうまく動かしたい場合や、眉毛の動きが大きすぎたり、小さすぎたりする場合にカスタマイズします。

※ここをカスタマイズするにはVRMの表情を操作する「ブレンドシェイプ」の知識が必要です。もし詳しくない場合、バーチャルキャストWikiの説明に記載のブレンドシェイプの値設定などをご覧下さい。

3.2.2. 腕・ひじ

腕やひじの動かし方を設定します。

タイピング/マウス動作を反映チェックをオフにすると、タイピングやマウス、ゲームパッドの動作を行わなくなります。キャラクターを完全に棒立ちさせたい場合、このチェックをオフにします。

脇をしめる幅 [cm]脇をしめる強さ [%]は、キャラクターが脇をしめたまま動くためのパラメータです。

脇をしめる幅 [cm]は、キャラクターの腰が太い場合は大きくし、細い場合は小さくします。

脇をしめる強さ [%]は、脇をしっかりしめてほしい場合、大きくします。大きすぎる値を指定すると、腕が体にめり込みやすくなることに注意してください。

以下は、デフォルトの設定、脇をきつくしめる設定、脇を開いた設定の例です。

Arm Side Default

Arm Side Close

Arm Side Open

補助ポインターを表示では、プレゼン風に右手を動かすのチェックがオンのときにマウスポインターを強調するかどうかを設定します。

プレゼン動作サイズ[%]は、プレゼン風に右手を動かすのチェックがオンのときの指さし動作の大きさを指定します。

モニターサイズに比べてキャラクターが小さい場合、この値を小さくすることで、腕が伸びっぱなしになるのを防ぎます。

逆に、モニターに対してキャラクターが大きかったり、キャラの手元を指し示したいときは、この値を大きくします。

プレゼン動作の最小半径[cm]は、指さし動作中に右手が胴体にめり込まないためのパラメータです。

大きな値にすると手が体にめり込みにくくなりますが、手元を指しにくくなり、腕が伸びがちになります。

3.2.3. 手・指

手や指の長さと、打鍵動作の大きさを調整します。

タイピング中の手の位置が大きくずれてしまう場合や、手がキーボードから浮きすぎる場合、調整してみてください。

Hint: 自然な動きに調整したのち、わざと(打鍵後)手の高さ調整[cm]の値だけを大きくすることで、大げさにタイピング動作するようにできます。

Large Typing Motion

3.2.4. 待機モーション

待機モーションは呼吸動作に相当する動きです。

キャラクターによっては、動きを極端に大きくすると浮いて見えるかもしれません。

3.3. レイアウト

レイアウトタブではカメラ、キーボード、ゲームパッドなどの配置を調整できます。

Layout Tab

3.3.1. カメラ

コントロールパネルの配信タブにあるカメラとほぼ同じ機能ですが、ここで視野角を設定することもできます。

3.3.2. デバイスのレイアウト

v0.9.5以降で追加されています。

コントロールパネルの「配信」にある「デバイスのレイアウト」と同じ機能です。

3.3.3. キーボード / MIDI

キーボードの表示、およびタイピング時のエフェクトを調整できます。

また、v0.9.4以前のバージョンをお使いの場合、ここでキャラクターの体格に応じてサイズを調整できます。

v0.9.6以降ではMIDIコントローラの設定が追加されています。VMagicMirrorのMIDI入力は表情の切り替え機能のために使用されます。

DAWソフトなどでMIDI入力を用いる場合や、手元にMIDIコントローラが無い場合は、MIDIコントローラをVMagicMirrorで使用のチェックをオフにします。

3.3.4. ゲームパッド

v0.9.4またはそれ以前のバージョンの場合は、ゲームパッドの高さや大きさをここで調整します。

また、ゲームパッドのスティックを傾けるとキャラクターも傾きます。動作を確認する場合、デフォルト設定のまま左スティックを動かしてみて下さい。

なお、デフォルトではゲームパッドのキャプチャが有効ですが、ゲームパッドを使わない場合で、かつVMagicMirrorのCPU消費を少しでも抑えたい場合はゲームパッド入力のキャプチャを有効化をオフにします。

3.4. エフェクト

エフェクトタブでは光、影、Bloom、風の設定を調節できます。

キャラクターに照明を当てるライトと影の向きは別々の設定になっています。

これは、キャラクターには上から光を当て、影は正面から当てるための仕組みです。

影の向きと奥行を調節すると、キャラクターとデスクトップ画面の距離感を変更することもできます。

デフォルト設定の影:

Default Depth Shadow

キャラと画面が離れているように見せるための調整例:

Default Depth Shadow

ライトおよび影については、VRMでUnlit系統のシェーダーを使っていると機能しないことに注意してください。

また、の設定については以下にも注意して下さい。

3.5. Word to Motion

Word to Motionはv0.9.0で追加された機能で、単語をタイピングするとキャラクターの表情が切り替えられたり、簡易的なモーションを再生できたりする機能です。

Word to Motion Tab

使い方によってはこの機能がかえって不自然になる事もあります。その場合、Word to Motionを有効化チェックをオフにします。

Word to Motion機能では、何の単語に、どのように反応するかをアイテムとして定義します。

各アイテムの左にある再生ボタンを押すか、または単語をタイピングすることで、それぞれのアイテムの動きを確認できます。上のスクリーンショットの例では”joy”とタイピングした直後の様子を示しています。

NOTE: Word to Motion機能でキャラを動かすとき、単語のタイピング中で制御キー(Shift, Ctrl, Altなど)を押さないように注意してください。また、タイピングが極端に遅い場合、単語として認識されない事があります。

VMagicMirror v0.9.1以降ではゲームコントローラを使ってモーションや表情を実行できます。ゲームパッドのボタンで表情/モーションを実行チェックをオンにして、左の列に書かれたボタンを押すと、モーションが実行できます。

Word to Motion by Gamepad

この例ではコントローラのYキーを押して、funの表情を実行しています。

NOTE: ゲームパッドのボタンで表情/モーションを実行チェックをオンにすると、ゲームコントローラを握る動きは無効化されます。コントローラを使ったゲーム配信をする場合、この機能はオフにした方が良いかもしれません。

ボタンやボタンでアイテムをソートできます。また、アイテムの右にある削除ボタンを押すと作成したアイテムを削除できます。

アイテムをカスタマイズするには以下の4ステップを行います。

Word to Motion Custom

カスタムウィンドウで出来る主な操作は以下の4つです。

Word to Motion Custom Window

v0.9.6以降ではMIDIコントローラでも表情が切り替えられます。

MIDIコントローラのキーと表情を関連づけるために3つのステップが必要です。

https://twitter.com/baku_dreameater/status/1211990346525077504

ウィンドウを閉じたのち、設定したMIDIキーを押してみて、表情が変わることを確認します。

ヒント:

アニメーション終了後も表情を維持をオンにしたアイテムで表情を切り替える場合、表情をリセットする機能が必要になるはずです。

以下のような設定のアイテムを作ることで、表情をリセットできます。このアイテムは既定の設定で、resetという名称で含まれています。

How to Reset Keep Face

3.6. 設定のリセットについて

v0.9.2以降では、設定をカテゴリ別にリセットすることができます。リセットをするには、詳細設定ウィンドウの各項目の上部にあるリセットボタンをクリックします。

以下の例では、ライトの設定を初期状態にリセットしています。

Reset Setting 1

Reset Setting 2

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