VMagicMirror is a mirror-like software, to reflect yourself as VRM avatar, without any special devices.
※最小限のセットアップ手順は以下の動画でも紹介しています。大まかな流れだけ確認したい場合、こちらの動画に沿った手順でもセットアップが可能です。
VMagicMirror.exe
を起動すると、GUIがある「コントロールパネル」と、キャラクターが映る「キャラクター表示ウィンドウ」が立ち上がります。
コントロールパネルかキャラクター表示ウィンドウの一方を閉じると、もう片方の画面も閉じてVMagicMirrorが終了します。「キャラクターは表示したいがコントロールパネルは隠したい」という場合、コントロールパネルを最小化します。
コントロールパネルのホーム
タブ内にあるVRMロード
ボタンを押し、PC上の.vrm
ファイルを選択します。
キャラクターを選択すると、キャラクター表示ウィンドウに規約が表示されます。
※規約が表示されない場合、セキュリティソフトが原因の可能性があります。セキュリティソフトを無効化してみてください。
確認して問題なければOK
をクリックすると、キャラクターが表示され、マウスやキーボードの操作に応じて動きます。
同じキャラクターを次回以降も使いたい場合、VRMロード
ボタンの下にある、次回の起動時にも同じVRMを読み込む
のチェックをオンにします。
Hint: キーボードやマウスの位置がキャラクターの体型と合わない場合は、キャラ体格で補正
ボタンを押すことでレイアウトが調整できます。
さらに調整する場合は、順に読み進めて3: 詳細設定のなかで調整できます。
コントロールパネルの配信
タブではVMagicMirrorのすべての主要機能にアクセスできます。
VRMをロードしたら、各機能を試してみましょう。
ウィンドウ
で、背景を透過
のチェックをオンにすることで、キャラクター表示ウィンドウの背景を透明にできます。VMagicMirrorは通常、この状態で使用します。
背景を透明にしたとき、(透過中)キャラ付近を掴んでドラッグ
のチェックがオンになっていれば、キャラクター付近を左クリック+ドラッグしてキャラクターを移動できます。
ただし、(透過中)キャラ付近を掴んでドラッグ
がオンのままだとキャラクターを誤って移動してしまうことがあります。
これを防ぐためには、キャラクターを移動させたあとで(透過中)キャラ付近を掴んでドラッグ
のチェックをオフにします。
すると、キャラクター表示ウィンドウは全くクリックに反応しなくなり、背後の画面にアクセスできます。
顔・表情
メニューは、顔の動きに関連する主要な機能です。
リップシンク
はマイクを使用する機能です。このチェックをオンにし、右のマイク一覧から使いたいマイクを選ぶと、リップシンクが有効になります。
顔をトラッキング
ではウェブカメラが必要です。リップシンクと同様に、顔をトラッキング
のチェックをオンにし、右の一覧からウェブカメラを選ぶことで、顔トラッキングが有効になります。
もしあなたの顔がカメラの正面から上下左右にずれていたり、カメラとの距離が近い、または遠い場合はキャラクターの姿勢がおかしくなるかもしれません。
その場合、普段の姿勢で画面を見ながら姿勢・表情を補正
ボタンをクリックします。補正に成功すると、キャラクターが中央に戻ります。
Hint: v0.9.3かより古いバージョンでキャラクターの目が閉じがちになってしまう場合、目を半閉じにして姿勢・表情を補正
ボタンをクリックすると、目が開きやすくなります。似たように、キャラクターがうつむきがちになる場合は、少し下を向いて姿勢・表情を補正
ボタンをクリックすると、キャラが上を向くようになります。
VMagicMirrorの基本設定では、キャラクターがマウスポインタの方向を向きます。
これは作業配信やプレゼンテーションを想定したデフォルト設定ですが、都合によっては他のモードを選ぶこともできます。
この機能ではキャラクターの表情などをコントロールできます。
一例として、デフォルト設定のまま”joy”とタイピングするとキャラクターの表情が変化します。
詳しくは3: 詳細設定の「3.5. Word to Motion」を参照下さい。
デバイスの割り当て
は表情をコントロールするデバイスを切り替えられます。次のような使い分けを想定しています。
なし
やキーボード(単語入力)
を選ぶケース: 単にキャラクターを置いておきたいとき。
ゲームパッド
やMIDIコントローラ
: 作業画面の配信や、共有がしたいとき。
キーボード(テンキー)
を選ぶケース: ゲームのプレイ画面を配信、共有したいとき。
※v0.9.5以前の場合、以下の方法で表情を変化させます。
この機能専用にデバイスを割り当て
でゲームパッド
を選択し、ゲームパッドのA、B、X、Yボタンを押す。この機能専用にデバイスを割り当て
でキーボード
を選択し、数字キーの1、2、3、4のいずれかをタイピングする。表示
でキーボード
やキャラの影
のチェックのオン・オフを切り替えることで、これらの要素を表示するか隠すかを選択できます。
※v0.9.0~v0.9.4ではゲームパッドはつねに非表示となります。
Hint: 影の見栄えがあまり良くない場合、4: トラブルシューティングの”4.9. 影が綺麗に映らない”をご確認下さい。どうしても見栄えが改善しない場合、影の表示をオフにして下さい。
また、キーボードを表示した状態でタイピング時のエフェクト
を中央の「テキスト」または右の「ライト」に指定することで、タイピングにあわせた演出も表示されるようになります
フリーカメラモード
を用いるとカメラの視点を変更し、自由な方向からキャラクターを見られます。
本機能を使うときは、いったんウィンドウ
メニューの背景を透過
をオフにします。
フリーカメラモード
のチェックをオンにし、キャラクター表示ウィンドウを左クリックしてアクティブにします。
キャラクター表示ウィンドウがアクティブな間、いくつかの方法で視点を動かせます。
キャラクターを見失った場合や、始めからやり直したい場合は、位置をリセット
ボタンで初期状態に戻せます。
調整が終わったら背景を透過
をふたたびオンにします。
また、フリーカメラモード
も有効なままにすると誤ってカメラを動かしてしまう場合があるため、フリーカメラモード
のチェックもオフにしておきます。
Hint: 操作に慣れてきたら、背景を透過
をオンにしたままでもフリーカメラモード
を使えます。
(透過中)キャラ付近を掴んでドラッグ
をオンにする(透過中)キャラ付近を掴んでドラッグ
をオフにする※背景を透過
をオンにしたままフリーカメラモード
を用いると、気づかないうちにキャラクターがキャラクター表示ウィンドウから見切れることがあります。キャラクターが見切れてよく分からなくなってしまった場合は位置をリセット
ボタンを押してやり直すか、背景を透過
をオフにしてウィンドウの位置を確認します。
v0.9.4からは視点のクイックセーブ/ロード機能が追加されています。
フリーカメラモード
で視点を決めたのちクイックセーブ
の[1], [2], [3]
いずれかのボタンを押すと、視点を保存できます。保存された視点をクイックロード
の対応するボタンでロードできます。
この機能はv0.9.5から追加されました。
フリーレイアウトモード
のチェックをオンにするとキーボード、タッチパッド、ゲームコントローラなどの位置を調整できます。
調整を行うときは背景を透過
がオフになります。
画面左上の設定は次のような意味です。
Local
のままで操作してください。レイアウトが極端に崩れてしまった場合、リセット
で標準的なレイアウトに戻せます。
プレゼン風に右手を動かす
のチェックをオンにしてマウスを動かすと、キャラクターが右手でマウスポインタの方向を指し示します。
このスタイルは解説動画やプレゼンテーションでVMagicMirrorを使うときに有効です。
このモードを終了するときはプレゼン風に右手を動かす
のチェックをオフにします。
Hint: 詳しくはTips B: プレゼンテーションでVMagicMirrorを使うもあわせてご覧下さい。
撮影
ボタンを押すと3秒間のカウントダウンののち、スクリーンショットを撮影します。
スクリーンショットの保存先はVMagicMirror.exe
があるフォルダのScreenshots
フォルダです。(スクリーンショットを1枚も撮った事が無い場合、フォルダが存在しないことがあります)
スクリーンショットは透過画像で、影の表示/非表示も反映されるため、影ごと他の画像と合成することができます。
ここまで動かしてみて、見た目に気になる点があった方もいると思います。
3: 詳細設定ではこれらの問題を解決できます。
個々のキャラクターにあわせてしっかりと調整したい方はこちらもお読みください。