VMagicMirror

VMagicMirror is a mirror-like software, to reflect yourself as VRM avatar, without any special devices.

2: 基本的な使い方

English

※最小限のセットアップ手順は以下の動画でも紹介しています。大まかな流れだけ確認したい場合、こちらの動画に沿った手順でもセットアップが可能です。

2.1. VMagicMirrorの開始と終了

VMagicMirror.exeを起動すると、GUIがある「コントロールパネル」と、キャラクターが映る「キャラクター表示ウィンドウ」が立ち上がります。

Start Image

コントロールパネルかキャラクター表示ウィンドウの一方を閉じると、もう片方の画面も閉じてVMagicMirrorが終了します。「キャラクターは表示したいがコントロールパネルは隠したい」という場合、コントロールパネルを最小化します。

2.2. キャラクターの表示

コントロールパネルのホームタブ内にあるVRMロードボタンを押し、PC上の.vrmファイルを選択します。

Load VRM

キャラクターを選択すると、キャラクター表示ウィンドウに規約が表示されます。

Load Confirmation

※規約が表示されない場合、セキュリティソフトが原因の可能性があります。セキュリティソフトを無効化してみてください。

確認して問題なければOKをクリックすると、キャラクターが表示され、マウスやキーボードの操作に応じて動きます。

同じキャラクターを次回以降も使いたい場合、VRMロードボタンの下にある、次回の起動時にも同じVRMを読み込むのチェックをオンにします。

After Loaded

Hint: キーボードやマウスの位置がキャラクターの体型と合わない場合は、キャラ体格で補正ボタンを押すことでレイアウトが調整できます。

Not Adjusted Layout

After Adjusted

さらに調整する場合は、順に読み進めて3: 詳細設定のなかで調整できます。

2.3. 配信タブ

コントロールパネルの配信タブではVMagicMirrorのすべての主要機能にアクセスできます。

VRMをロードしたら、各機能を試してみましょう。

Streaming Tab

2.3.1. ウィンドウ

ウィンドウで、背景を透過のチェックをオンにすることで、キャラクター表示ウィンドウの背景を透明にできます。VMagicMirrorは通常、この状態で使用します。

Transparent Background

背景を透明にしたとき、(透過中)キャラ付近を掴んでドラッグのチェックがオンになっていれば、キャラクター付近を左クリック+ドラッグしてキャラクターを移動できます。

Transparent Background

ただし、(透過中)キャラ付近を掴んでドラッグがオンのままだとキャラクターを誤って移動してしまうことがあります。

これを防ぐためには、キャラクターを移動させたあとで(透過中)キャラ付近を掴んでドラッグのチェックをオフにします。

すると、キャラクター表示ウィンドウは全くクリックに反応しなくなり、背後の画面にアクセスできます。

Transparent BG can click

2.3.2. 顔・表情

顔・表情メニューは、顔の動きに関連する主要な機能です。

Face Streaming

リップシンク

リップシンクはマイクを使用する機能です。このチェックをオンにし、右のマイク一覧から使いたいマイクを選ぶと、リップシンクが有効になります。

顔トラッキング

顔をトラッキングではウェブカメラが必要です。リップシンクと同様に、顔をトラッキングのチェックをオンにし、右の一覧からウェブカメラを選ぶことで、顔トラッキングが有効になります。

もしあなたの顔がカメラの正面から上下左右にずれていたり、カメラとの距離が近い、または遠い場合はキャラクターの姿勢がおかしくなるかもしれません。

その場合、普段の姿勢で画面を見ながら姿勢・表情を補正ボタンをクリックします。補正に成功すると、キャラクターが中央に戻ります。

Hint: v0.9.3かより古いバージョンでキャラクターの目が閉じがちになってしまう場合、目を半閉じにして姿勢・表情を補正ボタンをクリックすると、目が開きやすくなります。似たように、キャラクターがうつむきがちになる場合は、少し下を向いて姿勢・表情を補正ボタンをクリックすると、キャラが上を向くようになります。

視線の動き

VMagicMirrorの基本設定では、キャラクターがマウスポインタの方向を向きます。

これは作業配信やプレゼンテーションを想定したデフォルト設定ですが、都合によっては他のモードを選ぶこともできます。

2.3.3. Word To Motion

この機能ではキャラクターの表情などをコントロールできます。

一例として、デフォルト設定のまま”joy”とタイピングするとキャラクターの表情が変化します。

詳しくは3: 詳細設定の「3.5. Word to Motion」を参照下さい。

Word to Motion

デバイスの割り当ては表情をコントロールするデバイスを切り替えられます。次のような使い分けを想定しています。

※v0.9.5以前の場合、以下の方法で表情を変化させます。

2.3.4. 表示

表示キーボードキャラの影のチェックのオン・オフを切り替えることで、これらの要素を表示するか隠すかを選択できます。

Keyboard Visible

Keyboard Hidden

※v0.9.0~v0.9.4ではゲームパッドはつねに非表示となります。

Hint: 影の見栄えがあまり良くない場合、4: トラブルシューティングの”4.9. 影が綺麗に映らない”をご確認下さい。どうしても見栄えが改善しない場合、影の表示をオフにして下さい。

また、キーボードを表示した状態でタイピング時のエフェクトを中央の「テキスト」または右の「ライト」に指定することで、タイピングにあわせた演出も表示されるようになります

Typing Effect

2.3.5. カメラ

フリーカメラモードを用いるとカメラの視点を変更し、自由な方向からキャラクターを見られます。

本機能を使うときは、いったんウィンドウメニューの背景を透過をオフにします。

フリーカメラモードのチェックをオンにし、キャラクター表示ウィンドウを左クリックしてアクティブにします。

キャラクター表示ウィンドウがアクティブな間、いくつかの方法で視点を動かせます。

Free Camera Mode

キャラクターを見失った場合や、始めからやり直したい場合は、位置をリセットボタンで初期状態に戻せます。

調整が終わったら背景を透過をふたたびオンにします。

また、フリーカメラモードも有効なままにすると誤ってカメラを動かしてしまう場合があるため、フリーカメラモードのチェックもオフにしておきます。

After Free Camera Mode

Hint: 操作に慣れてきたら、背景を透過をオンにしたままでもフリーカメラモードを使えます。

背景を透過をオンにしたままフリーカメラモードを用いると、気づかないうちにキャラクターがキャラクター表示ウィンドウから見切れることがあります。キャラクターが見切れてよく分からなくなってしまった場合は位置をリセットボタンを押してやり直すか、背景を透過をオフにしてウィンドウの位置を確認します。

v0.9.4からは視点のクイックセーブ/ロード機能が追加されています。

フリーカメラモードで視点を決めたのちクイックセーブ[1], [2], [3]いずれかのボタンを押すと、視点を保存できます。保存された視点をクイックロードの対応するボタンでロードできます。

Camera Quick Save

2.3.6. デバイスのレイアウト

この機能はv0.9.5から追加されました。

フリーレイアウトモードのチェックをオンにするとキーボード、タッチパッド、ゲームコントローラなどの位置を調整できます。

Device Free Layout

調整を行うときは背景を透過がオフになります。

画面左上の設定は次のような意味です。

レイアウトが極端に崩れてしまった場合、リセットで標準的なレイアウトに戻せます。

2.3.7. モーション

プレゼン風に右手を動かすのチェックをオンにしてマウスを動かすと、キャラクターが右手でマウスポインタの方向を指し示します。

Presentation Mode

このスタイルは解説動画やプレゼンテーションでVMagicMirrorを使うときに有効です。

このモードを終了するときはプレゼン風に右手を動かすのチェックをオフにします。

Hint: 詳しくはTips B: プレゼンテーションでVMagicMirrorを使うもあわせてご覧下さい。

2.3.8. スクリーンショット

Screenshot

撮影ボタンを押すと3秒間のカウントダウンののち、スクリーンショットを撮影します。

スクリーンショットの保存先はVMagicMirror.exeがあるフォルダのScreenshotsフォルダです。(スクリーンショットを1枚も撮った事が無い場合、フォルダが存在しないことがあります)

スクリーンショットは透過画像で、影の表示/非表示も反映されるため、影ごと他の画像と合成することができます。

Screenshot Result

2.4. もっと細かく調整したい方へ

ここまで動かしてみて、見た目に気になる点があった方もいると思います。

3: 詳細設定ではこれらの問題を解決できます。

個々のキャラクターにあわせてしっかりと調整したい方はこちらもお読みください。

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